巻爪、陥入爪、爪水虫
爪の痛みは速やかに解決できます。盛り上がった赤い肉芽は放置しないで、診察を!!
爪が刺さって痛い
足の親指の爪の脇が皮膚に突き刺さって痛くなってしまうことはよくあります。ひどくなると、赤い肉が膨らんできます。赤い肉は肉芽腫(にくげしゅ)といって、傷を治そうとして増殖している毛細血管の塊です。これは知らず知らずのうちに爪切りで深爪をしてしまったことに加えて、幅の狭い靴で横から圧迫されたために起こることが多いようです。
実体験
ゆーかり院長も、足の親指の爪には悩まされました。おまけに爪水虫も体験しました。陥入爪をほっておくと、爪の棘が突き刺さり、かなり痛くなって、つらかったです。後輩のドクターにフェノールで爪処置してもらって治しました。また、爪水虫はイトリゾールのパルス療法を3か月したのですが、残念ながら、治りませんでした。そこで、ラミシールの後発品ラミテクトの1日1錠内服治療に変更して、ついに治りました(*‘∀‘)
⇒2015年。爪白癬には塗る水虫の薬(クレナフィン)がありますので、内服する必要がなくなりました。
予防法
何が悪いのか?まず、爪切りです。普通の爪切りは手指用ですので、三日月のように曲がっています。この曲線が曲者(くせもの)です。ついつい深爪をしたくなってしまうのです。薬局で探してみてください。足指用のまっすぐな爪切りがあります。これを使うと、深爪をしなくなります。なるべく皮膚より前に爪が伸びるようにしてください。これで陥入爪は防ぐことができます。 足の爪は足用爪切りで、まっすぐ切ることも大切です。