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船橋,コアラ,ユーカリ
2009年5月開院。2016年4月に医療法人社団 茉悠乃会を設立しました。
皮膚科、形成外科、美容皮膚科、がんの統合医療で、地域医療に貢献しています。
飲食店やエステとコラボして、食べ物で美と健康を目指しています。
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アトピー性皮膚炎

 皮膚のバリア機能が低下し、乾燥しやすく、刺激に弱い敏感肌の状態があり、かゆみのある湿疹がよくなったり、悪くなったりを繰り返す病態で、アトピー素因といって、IgE抗体を産生しやすい体質があります。

赤ちゃんや小児の場合

1.小児科などでキンダベートやロコイドを処方されている場合は一旦休薬していただきます。最初からステロイドは使用していません。

2.ベビー用であっても、石けんやシャンプーを使用しないで、ぬるま湯で洗っていただきます。皮膚のバリア機能に重要な皮脂による表皮表面のカバー力を回復させるためです。皮脂腺や汗腺から分泌される体液には、IgAという免疫グロブリンが含まれています。界面活性剤などで皮脂を洗い流すことによって、IgAが少なくなると、細菌や真菌に抵抗できなくなると推測しています。

3.授乳中のお母さんは、揚げ物や乳製品(牛乳、ケーキなど)の摂取を控えていただきます。

4.断乳後のお子さんでは、揚げ物や乳製品を与えることを控えていただきます。

5.亜鉛華軟膏と抗生剤(アクアチムクリームなど)、抗真菌剤(アスタットなど)の混合軟膏を1週間塗布して、増えすぎた菌を抑制し、保湿を徹底することによって皮膚表面の皮脂の回復を図ります。

6.乾燥しやすい方は、ヒルドイドやプロペトを塗布します。

7.かゆみは抗ヒスタミン剤の顆粒を内服していただき、夜中にひっかかないようにします。

8.これで、治らない場合は、ステロイドの併用使用を検討します。