いぼ
一口にいぼと言っても、いろいろなタイプがありますが、共通していることは盛り上がった小さなぶつぶつのことを示します。
原因はウイルスによるタイプと紫外線による表皮障害によるタイプに大きく分けられます。
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いぼ =尋常性疣贅(ウイルス性、尋常性は普通のという意味)
これが正式ないぼです。ヒト乳頭腫ウイルスが何らかの原因で皮膚の基底細胞に侵入し、感染したため、異常増殖が起こり、皮膚が盛り上がってくる病態です。手指、足底が多いですが、多発すると、顔面などにも出てきます。アトピー性皮膚炎などで皮膚のバリアが弱っていると、前腕や腹部、大腿など全身に細かいぶつぶつが見られることがあります。
治療
いずれの方法にしても、非常に根気が必要です。一緒にがんばりましょう。
免疫力が下がっている可能性がありますので、ビタミンD内服をお勧めしています。
自由診療で新しい治療を始めました。(クリックしてください)
ベセルナクリーム(+スピール膏貼付)(1セット2,000円) ご自宅で自己処置になります。
- 陰部にできる尖圭コンジローマ治療薬の保険適応外使用
- 足底はスピール膏で角質を溶かしながら、クリームを夜のみ塗布します。
- 対象 塊になった手足のいぼ、治りにくい顔や手の扁平いぼ
液体窒素凍結療法(クリックしてください)
一般的な治療法は、液体窒素を浸した綿棒を圧抵することによる凍結療法です。 患者さんにはいつも申し訳ないと思っておりますが、痛みを伴います。個人差がありますが、一晩続く場合があります。1週間でかさぶたを形成し、2-3週間前後で脱落してきます。脱落しない場合は、再度凍結します。だいたい2週間おきに反復しております。
削り+液体窒素凍結療法(クリックしてください)
手足で角質層が厚い部位では、いぼの部分を出血しない程度に少しずつ削ってから、液体窒素で凍結します。ただ凍結するだけより、効果が出ますが、その分、痛みが続きます。
ヨクイニン内服(クリックしてください)
鳩麦茶の成分であるヨクイニンにはウイルスの増殖を抑制する作用があります。ヨクイニンを内服した方が、液体窒素凍結療法の効果が出やすいという印象があります。
くりぬき+電気メス焼灼(クリックしてください)
痛みを伴う足底部や手指の異常に大きないぼ、難治性のいぼは、最初から電気メスによる焼灼を行う場合があります。現在はベセルナクリーム塗布+スピール膏貼付の方がよさそうです。
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足底いぼ 除去したいぼ 足底の傷あと(直後)
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術後1週間 術後1ヶ月 傷は乾いてきた 術後2ヶ月半 ほぼ完治した状態
薬品を塗布する治療(クリックしてください)
モノクロロ酢酸やグルタールアルデヒドなど痛みはほとんどないようですが、腐食性が強く、危険性の高い薬品なので、当院では行っておりません。